ピアノレッスンのヒント ブログ
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ピアノレッスンのヒント の管理人オムレットのブログ。サイト更新情報の他にも、音楽について綴っています。
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コンクールの古典(クラシック)
ピティナコンペのクラシック(古典)の選曲はどうなっているだろうか。
B級からソナチネアルバムに掲載のクーラウやクレメンティのシンプルなソナチネが入ってきて
C級からは、それらのソナチネの難易度がB級よりアップ。
D級からは、モーツァルトやベートーヴェンのソ...
B級からソナチネアルバムに掲載のクーラウやクレメンティのシンプルなソナチネが入ってきて
C級からは、それらのソナチネの難易度がB級よりアップ。
D級からは、モーツァルトやベートーヴェンのソナタが入ってくるが、ソナタとしては規模も小さくて技巧的にもそれほど難しい箇所がない曲。
E級からは、モーツァルトやベートーヴェンのソナタの第1楽章や終楽章がたくさん選択できるようになり、
F級では、E級と重複している曲も多く、さらに多くのソナタが選べるといった具合。
これらの難易度設定は感覚的には概ね合っているように思う。
もう少し詳しく見ると、
B級でソナチネの1楽章を弾くいうのは生徒さんの実力によっては大変なことだろうが、今年はテュルクの1ページの曲もあるのでその辺りを選ぶのもいいかもしれない。
C級だと5・6年生が大半なのでソナチネの1楽章を弾くくらいの実力は合って欲しいところ。
今年はフンメルの練習曲集よりスケルツォもあるのでこれを選ぶのもいいだろう。
D級ではソナタが選べるが、この級の選曲はちょっと多彩さに欠ける。
モーツァルトやベートーヴェンのソナタでD級に該当するレヴェルの曲が少ない。
モーツァルトのKV332やベートーヴェンの第1番第1楽章・第5番第1楽章などが定番で、これらの曲は数年の短いスパンで課題曲に入っている。
今年は少し変えてベートーヴェンの1番のどの楽章でも選択できるようになっているが、これは少し工夫を感じる。
E級とF級はベートーヴェン・モーツァルトに加えてハイドンやシューベルトが選べる。
昔に比べるとF級で選択できる曲の難易度に幅があるのはご存知だろうか。
例えばF級のベートーヴェンでも第1番の終楽章や第7番の第1楽章が選べるが、これらの曲は昔はF級には入っておらずE級のみで選べる曲だった。
つまりはF級の曲の難易度が下に広がった=参加しやすいようにしたというように思われる。
現代の忙しい(?)中学生や高校生が、しかもピアノを専門に勉強するわけでもない人がF級に参加することが難しいので難易度を下げたのだろう。
そうでもしないとF級に参加者は極端に少ないので、曲の難易度にかなり差があることになるが、これはこれで仕方がないのかもしれない。
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音楽雑感
2024-03-13T23:56:00+09:00
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コンクールのバロック
生徒や保護者だけではなくピアノ関係者にもピティナのコンペの課題曲についていくつか質問されることがある。
よくあるうちの1つが級わけに対して曲の難易度はちょうどいいのか?というもの。
それは私自身も毎年のように思うところではあるので、今回それについて触れ...
よくあるうちの1つが級わけに対して曲の難易度はちょうどいいのか?というもの。
それは私自身も毎年のように思うところではあるので、今回それについて触れてみる。
例えばバロックではバッハを弾くことになっていて
C級(小6以下)でインヴェンション
D級(中2以下)でシンフォニアやフランス組曲から
E級(高1以下)で平均律やイギリス組曲から
F級(高3以下)で平均律やイタリア協奏曲やパルティータから
などとなっている。
小5や小6でインヴェンションをちゃんと弾くというのはそう簡単なことではないだろう。
小さい頃からそれなりピアノを頑張って練習してきていないとインヴェンションには辿りついけないし、仮にそのレヴェルに達していないでコンペのために無理やり仕上げるのはどこかムリっぽさが演奏に出やすい。
まぁそれでも数歩譲ってインヴェンションまではいいとしても、
中2以下のD級でシンフォニアは厳しいと思う。
それこそ本人がそれまでにインヴェンションを弾けてきたことが前提だし、それなりに良い先生についていないとシンフォニアを弾けているレヴェルには至らないだろう(ピアノの先生を名乗っているのにシンフォニア15曲を勉強していないセンセーというのはいるものです。たとえ初心者や初級者のための先生だとしても勉強は必要なので、先生を名乗る人はシンフォニアを避けてはいけないと思う)。
だからこそフランス組曲が選べるという救済策(?)があるのだろうが、フランス組曲3番のアルマンドとシンフォニア9番ではレヴェルが違いすぎるように思うが・・・
そしてE級やF級になると平均律クラヴィーア曲集となるが、もはやこれだと専門的に勉強する領域である。
ピアノをよほど頑張っているか、またはかなりのバッハ好きか、頭脳がかなり明晰か、音楽の専門分野への進学を視野に入れているかじゃないと中学生や高校生では容易には平均律を弾きこなせないのでは。
もちろん平均律のフーガといえどいくつかはシンフォニアより弾きやすいのもあるし、救済策(?)としてヘンデルやスカルラッティも選べることも多い。
しかし平均律のプレリュードとフーガの両方を弾くという時点でピティナのコンペはバロックが難しい課題という印象を受ける・・・
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音楽雑感
2024-03-07T07:33:00+09:00
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清らかな女神よ
ショパンは公開演奏の少ないピアニスト・作曲家だったとされていますが、同時に他のピアニストの演奏にもあまり関心が無かったとも言われています。
よく行っていたとされるのがオペラの演奏会で、ベッリー二のオペラがお気に入りだったというのが定説です。
しかし我々...
よく行っていたとされるのがオペラの演奏会で、ベッリー二のオペラがお気に入りだったというのが定説です。
しかし我々ピアノ弾きや指導者にとってイタリアのオペラ作曲家であるベッリーニは必ずしも身近な作曲家とは言えないでしょう
。
私も以前はベッリーニを歌う方の伴奏をしたことがある程度でほとんど知りませんでした。
いくつかのオペラを知って鑑賞してみたのは10代も終わりの頃から。
オペラ「夢遊病の女」や「ノルマ」は映像で通しで何度か見たり、オペラのいいところどりのアリア集なども聴くようになりました。
それからかなり時は経ち今ではピアノ曲を聴く頻度よりも歌を聴くことが多いかもしれません。
そしてこうしたパソコンに文字を打つ時もオペラのアリア集はよく聴いていて、ルネ フレミングの歌う「ノルマ」より「清らかな女神よ」は素晴らしい。
ショパンがこうした声の音楽のファンだったとしたらやはり私たちピアノ弾きも声の良さをもっと実感することはいいピアノ演奏へのヒントとなりそうです。
ベッリーニの他のにも同時代のドニゼッティ、もう少しあとの時代だとレオンカヴァッロやチレア、プッチーニなどのオペラアリアも聴きやすくて盛り上がりもあって素晴らしいですからピアノ弾きさんたちには若いうちから聴いて親しむのをお勧めしたいですね。
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イタリア
2023-10-09T22:32:31+09:00
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ハイドンの鍵盤ソナタ
今年の初夏の頃にハイドンのソナタにじっっくりと取り組む機会がありました。
生徒がコンクールに出るにあたって古典派のカテゴリーからはハイドンのソナタを選びたいとのこと。
古典派の中からというと私たちピアノ指導者はモーツァルトかベートーヴェンという2択にど...
生徒がコンクールに出るにあたって古典派のカテゴリーからはハイドンのソナタを選びたいとのこと。
古典派の中からというと私たちピアノ指導者はモーツァルトかベートーヴェンという2択にどうしてもなりがちだと思うので、生徒の側からハイドンというのは新鮮な提案でもあります。
生徒が言うには動画を見ていてハイドンのソナタで気に入る演奏があったので初めて挑戦してみたいと思ったそうです。
私もその動画を聴いてみましたが、確かにこの映像ではなかなかいい感じに聞こえます。
ただし、もしかしたらそれはそのピアニストが単にハイドンのソナタを上手く弾いていること以外の、全く別の要因も考えられます。
それは私たちはモーツァルトやベートーヴェンのピアノソナタの、特に第1楽章や終楽章の多くを弾いているしたくさん聴いてもいるので、
「モーツァルトはこう弾いて欲しい」とか
「ベートーヴェンではこのような演奏が好ましい」などとつい思ってしまうのです。
つまり、もう既に好きな演奏スタイルが自己の中に確立してしまっていると思います。
それはピアノ歴が長くなるとたくさんの経験上から出来上がってくるとその人の音楽観であり大事なことでもあると思いますが、悪く言うと先入観であり固定概念にもなりかねません。
そこでハイドンなのです。
ハイドンのソナタのいくつかの曲は弾いたことがあっても数十曲を勉強したという指導者はあまり多くはないのではないでしょうか。
ですから私たちがハイドンのソナタの演奏を聴くとはあまり先入観がなく聴けて、その演奏の軽快な指さばきや演奏者の表現
したい音楽を純粋に楽しむことができるのかもしれません。
ちなみに日本だけではなくハイドンの鍵盤作品が世界中でそれほど浸透していない理由の一つはおそらく楽譜がきちんと整備されていないことでしょう。
しっかりとしたソナタ全集を出版している楽譜出版社が極めて少なく作品番号も混乱気味なのはずっと以前からの課題です。
これについてはまたの機会に整理してみたいと思います。
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オーストリア
2023-09-17T16:22:10+09:00
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音楽の使い方
北京冬季オリンピックからだいぶ時間が経ちましたが最近になってフィギュアスケートを見返しています。
女子シングルではアンナ・シェルバコワが金メダルだったわけですがフリーでは質の高い4回転フリップを入れるなどほぼ完璧とも言える滑りが素晴らしい。
4回転を入...
女子シングルではアンナ・シェルバコワが金メダルだったわけですがフリーでは質の高い4回転フリップを入れるなどほぼ完璧とも言える滑りが素晴らしい。
4回転を入れられないショートはどうだったでしょうか。
実はここでエテリ・トゥトベリーゼのコーチのチームの音楽の使い方がうまいと思いました。
シェルバコワはもちろん世界のトップの選手ではありますが、スケーティングそのものだけを観ると日本の坂本選手ようなスピード感と滑らかには二歩くらい劣るように思います。
さらに3回転の連続ジャンプも坂本選手には一歩及びません。ダブルアクセルもそうです。
身のこなしはとてもよく、もう登場してくる段階から雰囲気を作れていますしが、これで普通にショートを演技すると3位か4位になってしまう可能性もありそうな・・・
そこをチームが音楽の使い方と振り付けで上手くやっていると思います。
イスラエル出身の作曲家のInon Zurの弦楽の曲を2つ繋げて使っており、そこに黒い衣装と少し小悪魔っぽいメイク。
この曲がバロック時代のヴィヴァルディのような感じでありながらも現代の音楽の斬新さも合わせ持っていて、さらにそれにあった振り付けを最後の最後まで徹底しているので、全体としてとても素晴らしいプログラムに見えるのです。
結果はショートで2位でフリーにつなげます。
これがもしショート4位くらいだとたとえ点差が僅差だとしても印象がイマイチになったことも考えられますがそうした事態にならない工夫とも言えそうです。
ショート、フリーともに2位で合計点で1位金メダルという結果もおそらく偶然ではなく綿密に計算されたものだったのかもしれません。
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音楽とスポーツ
2023-09-13T08:03:00+09:00
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厳格なルール
冬のオリンピックも終わってしばらくたったので少し書いてみたいと思います。
フィギュアスケートではジャンプの回転不足で減点ということが、特に団体戦の宮原選手の時に話題になりました。
演技の通しで見た場合には「あきらかに回転不足」というような印象は無くて...
フィギュアスケートではジャンプの回転不足で減点ということが、特に団体戦の宮原選手の時に話題になりました。
演技の通しで見た場合には「あきらかに回転不足」というような印象は無くても、個別のジャンプをよく見たり、スロー再生してみると確かに回転は足りていないような・・・
このような場合には厳格にルールを適用して、75%の分の点数しか入らないというのはスポーツの採点としてはやはり正解でしょう。
「だいたい回転しているのでは?」とか「スローで何度も見ないとわからないくらいのジャンプに点数を下げるのはどうなのか?」といった考えももちろんあると思います。
しかし、それを厳格に適用するからこそ選手はジャンプで回転不足をとられないように日頃から気を使って練習するわけですし、競技の発展という意味でも必要なことでしょう。
これがピアノのコンクールの採点とは少し異なるところです。
「このパッセージが弾けていないから5点分を減点」というような採点の基準が、ピアノのコンクールにはありません。
たとえミスが少々あっても全体の流れを重視して高めの点数をつける人もいれば、細かいミスでも気になって点数を抑え気味にする人もいます。
スポーツの採点競技はフィギュアスケートに限らず、以前よりも点数の付け方が明確になってきました。
全体の印象のみで点数がつくのはスポーツの発展という意味でもちょっと不明瞭ですから、これは良い方向なのだと思います。
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音楽とスポーツ
2018-04-19T12:30:41+09:00
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タブレットに表示
先日のBS放送でアンジェラ・ヒューイットがバッハのインヴェンションとシンフォニアを演奏している演奏会を放送していました。
その様子ですが、暗譜ではなく楽譜・・・というか、タブレットを見ながら弾いていました。
タブレットに楽譜が表示されているのがテレビ画面...
その様子ですが、暗譜ではなく楽譜・・・というか、タブレットを見ながら弾いていました。
タブレットに楽譜が表示されているのがテレビ画面からもわかりましたが、これは最近少しずつ見かける光景です。
私もタブレットに楽譜を表示するアプリを入れて時々使っていますが、特に所持していない楽譜をネット上で探してとりあえず見てみる時にはとても便利です。
書き込み機能などもあるのである程度はレッスンにも使えるのですが、タブレットの画面の大きさだと楽譜表示には少し小さい気もします。
楽譜専用の大きな表示の機械物も既に発売されていますが、まだまだ本体が高価であることや日本では使用頻度の高い教本類が著作権の問題などでそれらにまだまだ対応していないことなどから、レッスンの現場で主流にはなるのはもう少し先のことかもしれませんが、今後は確実に普及していくと思います。
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ピアノ情報ミニ
2018-01-25T23:14:08+09:00
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クロード・ドビュッシー
2018年になりました。今年もよろしくお願いします。
ピアノ関連では今年はフランスの作曲家ドビュッシーの没後100年という記念年になるようです。
ドビュッシーは日本ではアラベスク第1番や月の光などが昔からテレビCMなどでも使用される機会が多い作曲家です。
ピア...
ピアノ関連では今年はフランスの作曲家ドビュッシーの没後100年という記念年になるようです。
ドビュッシーは日本ではアラベスク第1番や月の光などが昔からテレビCMなどでも使用される機会が多い作曲家です。
ピアノや音楽に日頃は触れていない方でも、一度はドビュッシーの曲を聴いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ピアノの学習と上達ということからドビュッシーを見てみると、弾きやすさと難しさの両方を持っている作曲家のような気がします。
アラベスク第1番などはブルクミュラー25練習曲の修了程度の実力でもがんばれば弾くことができますが、響きや流れをよく感じてちゃんと演奏しようとすると簡単ではありません。
また、前奏曲集や映像、エチュードなど音楽的にも技術的にも非常に多彩で難しい曲も多く残していますので、上級者にとってもやりがいのある作曲家です。
今年はドビュッシーがコンサートで演奏される機会は多そうですから、注目していきたいです。
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フランス
2018-01-08T13:15:28+09:00
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演技との一体感を
先日まで開催されていたフィギュアスケートの全日本選手権は大変見ごたえのある戦いでした。
4年に一度のオリンピック代表争いということもそうですし、次のオリンピックを狙う次世代の選手たちのがんばりもたくさん見られてわくわくしました。
さてピアノ曲を使って...
4年に一度のオリンピック代表争いということもそうですし、次のオリンピックを狙う次世代の選手たちのがんばりもたくさん見られてわくわくしました。
さてピアノ曲を使っている方、またはピアノ曲やピアノの部分を使っている選手も今回もたくさんいましたが、曲の使い方というのは選手やコーチ、振り付けの方が吟味した上でのことなのでしょうが、観ていると難しさを感じることもあります。
例えばショパンの幻想即興曲をオーケストラのしたバージョンというのは、趣向としては面白いのかもしれませんが、これほどピアニスティックで定番のものだと、原曲と同等もしくはそれ以上の良さのアレンジと演奏じゃないと魅力が減少しているように思います。
他にもオペラやオーケストラの曲の一部にピアノを追加したような方もいましたが、これも気をつけないと盛り上がるというよりも音が十分にミックスしていないようにもテレビでは聴こえてしまいます。
選手やコーチたちも昔よりもずっと音楽に対して詳しくなっていると思うので、効果的に聴こえる方法だけではなく音楽のもつ持ち味を引き出しつつ選手の演技と一体化するようなアレンジと演奏にもう少し気を配って欲しいですね。
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音楽とスポーツ
2017-12-28T16:01:09+09:00
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基礎練といっても
ピアノの基礎練の大切さと、それをいかに生徒にやってもらうのかというのは、私達ピアノ指導者が常日頃考えていることでもあると思いますが、タイムリーなことにあのピアノ組織のウェブサイトにもその特集のようなことが掲載されていました。
幾人かの有名な先生?のよ...
幾人かの有名な先生?のような方の基礎練についての言及が掲載されていますが、中にはちょっと??と思うようなことも。
たとえば、
「ハノンやツェルニーのような基礎練習は・・」
のように述べている方がいますが、この言い方はとても気になります。
ハノンのようなシンプルでありながらも指や手の動きそのものの基礎訓練とスケールやアルペジオを日頃から積み重ねるタイプのテクニック本と、一応は曲の形でありながらスケールとアルペジオの練習曲としてのエチュード本では、やっていることが全然違います。
そんなことは指導者わかってもあのサイトを見る保護者や一般のピアノ愛好家は誤解をするかもしれません。
また、ツェルニーの代わり、またはそれよりも優れた初中級〜中級の上くらいのエチュード集は現在ではかなり存在していますが、ハノンの代わりはあるもののどれもそれに近いようなものが多く、この点でも両者の存在意義はかなり異なります。
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ピアノ情報ミニ
2017-10-29T21:53:36+09:00
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課題曲のCD
コンクールの曲の参考音源を探す時にいくつかの選択肢があると思いますが、課題曲のCDなどを作成しているコンクールもあるので、あればそれが聴く音源の第一選択肢になることもあると思います。
その次にネット上の動画サイトなどでしょうか。
しかし、この2つは時に...
その次にネット上の動画サイトなどでしょうか。
しかし、この2つは時にはあまり効果的ではないこともあるでしょう。
課題曲のCDの演奏は実は聴いてみると実際にはあまり質が高くないどころか、時には「これでは地区予選ですら通用しない・・・」と思うこともあります。
一応は名の通ったピアノ弾きが弾いて録音されている課題曲CDが、なぜこんな演奏になってしまうのかはいくつかの要因がありそうですが、もしかしたら子どものコンクール曲だからとあまり勉強せずにほとんど初見でパッと弾いているなんてことはないでしょうが・・・
録音の質もうまく聴こえない要因かもしれません。
ピアノにマイクを近づけて録音するとはっきり聴き取りやすい音質にはなりますが、会場やホールで聴くピアノの音質には遠くなるとはよく言われていることです。
このあたりも制作側は工夫して欲しいところです。
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ピアノ情報ミニ
2017-09-20T23:46:21+09:00
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見方、聴こえ方
コンクールを聴いていて、賞や予選通過と予想する参加者にチェックをつけたり、あるいは全員に対して採点するようにプログラムに点数をつけながら方も多いと思います。
そして賞などが発表されたり掲示されたりして、予想とどの程度合っていたのかも楽しみの一つですが...
そして賞などが発表されたり掲示されたりして、予想とどの程度合っていたのかも楽しみの一つですが、中には自分の子どもの演奏は別として他の参加者の演奏に対しても、
「どうして?この子上手だったのに予選通過していない・・」とか
「この人ヘタだったのに、なぜか賞になっている・・・」
などと思うこともあると思います。
では、なぜこうしたことがあるのでしょうか。
要因はいくつかあると思いますが、審査員(音大の教授や講師、ピアノ指導者など)の専門家と、保護者さんなどの一般の人では聴くポイントや評価する箇所が違う=見方が違う、ということがあげられます。
特にバロックや古典では、その差が大きいようにも思います。
例えば審査員は曲の理解度からの演奏というのを重視する傾向が強い人が多いとして、一般の保護者さんなどは曲をあまり知らずに聴いていることが多いので、シンプルに聴こえの良さを判断することが多いでしょう。
このあたりは自分の子がコンクールのために練習している曲だけではなく、他の曲も聴いて少し勉強するようにしてみると、また聴こえ方も違ってくると思います。
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2017-08-31T13:08:20+09:00
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かなりの実力差が
子どものピアノコンクールで、「小学6年生以下の部」というのがあるとして、その部門の課題曲から選択して演奏することになります。
しかし、その部門の課題曲を弾くと言っても、その参加の人たちの実力差は結構大きいと思われます。
例えば、「小学6年生以下の部」で...
しかし、その部門の課題曲を弾くと言っても、その参加の人たちの実力差は結構大きいと思われます。
例えば、「小学6年生以下の部」でバッハのインヴェンションが課題曲に入っている場合に、参加者の中にはインヴェンションの15曲は既にレッスンでは一通り弾いていて、単に弾くだけならもう余裕があり、コンクールのために再び細部まで仕上げてくる人もいるでしょう。
他にもショパンのワルツやノクターン、マズルカなどの各曲、メンデルスゾーンやシューマンなどの小品も普段は弾いていて、発表会ではそれらの作曲家の6〜10分程度の規模の作品も弾いている人もいるでしょう。
逆に、インヴェンションは1曲も弾いたことがなく初めて挑戦する人どころか、バッハの小品もほとんどやったことなく、普段はブルクミュラー25の曲もやっとのことで弾いている・・・
と、実はこれくらいのレヴェル差がある参加者が同じ土俵に立っているのが子どものピアノコンクールですが、意外と知らずに参加している人もいるかもしれません。
当然ながら余裕の差は大きいものがありますが、だからと言って実力がもともとかなり上の子が予選を通過や賞を獲得すると決まっているわけではないのがコンクールの面白いところです。
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ピアノ情報ミニ
2017-08-20T23:56:02+09:00
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小さな子のバロック小品
小学生の低学年の子にもコンクールでバロックの小品を弾いてもらうことも多いのですが、この場合は新しい表現や練りに練った作戦のようなことはしないで練習してもらいます。
どういうことかというと、シンプルに仕上げると言ったらいいのでしょうか、つまりはその曲の...
どういうことかというと、シンプルに仕上げると言ったらいいのでしょうか、つまりはその曲の持つフレーズ感を大事にしつつ、それを何度も練習しながらその子の持っている音楽が少しずつ出て来るような感じです。
そうしているとたった24小節、32小節の一見誰が弾いても同じように聴こえてしまいそうなバロックの小品でも、その子の音楽の感じ方などが演奏に結構でてきます。
ちょっと急ぎ気味だったり、指がスムーズに動いていない箇所などは何度も練習させますが、表現力は基本はフレーズの歌ということに絞っています。
この段階ではよく聴いてよく歌うようにすることで、それよりも一段上のバロック曲にも通じて行けますから、あまり込み入ったことをやりすぎないことも大事です。
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2017-08-11T00:36:03+09:00
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概念を超えて
バッハなどのバロック時代の鍵盤作品を弾くことの多いピアノのコンクールですが、300年ほどというピアノの歴史よりも古い時代から演奏されているバロック音楽には、「こういう演奏が良いバロックの演奏だ」という概念が聴いている審査員の側にもあるでしょう。
その「こ...
その「こういうのがよい」というのはずっと受け継がれてきたものもあるでしょうし、それとは少し異なり近年になってのバロック音楽の文献等などでの研究を反映した結果としてのものもあると思います。
しかし、このバロック「こういう風に弾くべき」というのが強すぎると、それ以外の演奏スタイルを切り捨てることにもなりかねないのが注意が必要です。
つまり、審査員は自分の概念とは異なる演奏に出会った時に、どのように判断するのか・・
それを単に「それはダメ」とか「違う」と決めてしまうのか、それとも「私の思い描く演奏とは異なるものだけれど、これはこれで良い感じがする」と思うこともあるのか。
私も生徒にこれまでに無いようなインヴェンション、シンフォニアの弾き方をある一部分で提案してみて演奏をした時に、審査員の判断は分かれることが多いように思います。
同じ演奏に対し、ある人は「とても印象深く弾けていてよかった」としていても、ある人は「対位のテーマはもっと控えてください」と従来どおりの書き方。
それを演奏する側と指導側は受け止めつつも、真に受けすぎて迷いすぎてもいけないように思うのです。
バランス感覚を働かせつつも、より新しい演奏へ〜・・・そう思いながらやることが個人的には好きです。
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ピアノ情報ミニ
2017-08-08T22:55:43+09:00
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理解力も必要
子どものピアノのコンクールで演奏されるバロックといえば、何と言ってもバッハが最も多いと思います。
最近ではバロック時代の課題曲の指定にバッハ以外にもヘンデルやスカルラッティなどの作曲家の曲も入れているコンクールもありますが、それでもバッハのインヴェンシ...
最近ではバロック時代の課題曲の指定にバッハ以外にもヘンデルやスカルラッティなどの作曲家の曲も入れているコンクールもありますが、それでもバッハのインヴェンションやシンフォニア、平均律を課題をしているところが大半です。
小学生の高学年くらいでインヴェンションをちゃんと演奏するというのは、私達大人が思っているよりも大変なことなのでしょう。
「テーマがここからここまでだから、フレーズをちゃんと〜」とか、「ここは2声ともたっぷり歌いたいから左手も出して〜」とか「この対位テーマは少しだけ控えめに〜」などと、
演奏らしくなるように指導をしているつもりでも、子どもはあまり理解できないで弾いてしまうことも多いものです。
つまり小学生の5,6年生でインヴェンションを弾いてコンクールに参加しようと思うと、単に指が動いて一通り練習曲はこなせるとか、歌心の必要な曲はそれっぽく弾けるなどといったことでは通用しなくなっていて、理解力も必要になってきます。
3声のシンフォニアになるとさらにです。
このあたりのことは逆算すると4年生くらいからインヴェンションへの準備をしたのではちょっと遅いですから、やはり小学生低学年のうちからポリフォニックな曲の練習を・・と言ってもとても簡単なものからでいいので、取り入れていくことは重要でしょう。
それがのちの実力の伸びに活きてきます。
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ピアノ情報ミニ
2017-08-06T10:49:36+09:00
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2曲の組み合わせは
子どものピアノのコンクールにもいろいろありますが、2曲弾くコンクールも多いと思います。
その場合は、課題曲の中からなんでも好きな曲を選ぶのも悪くないのですが、もう少し考えてみましょう。
わかりやすい考え方としては2曲の違いを明確にすることです。
例えば...
その場合は、課題曲の中からなんでも好きな曲を選ぶのも悪くないのですが、もう少し考えてみましょう。
わかりやすい考え方としては2曲の違いを明確にすることです。
例えば1曲めにバロック、2曲めに近現代などの時代区分のある選曲の場合は、バロックでパリッとしたタイプの曲を弾くとしたら近現代では抒情系のゆったりしっとり目の曲するなどの方法があります。
そうすることによって多様な表現ができることを聴き手に印象づけられますし、弾いている生徒自身も1曲めと2曲めの違いを意識しやすいでしょう。
ただし、生徒が抒情系の曲をとても苦手としていたり、ゆっくりな曲は好きだけれどテンポ感を維持することが得意ではないなどの事情がある場合には、もう少し選曲を方法を考えてもいいでしょう。
たとえばテンポの早い遅いで曲の違いを明確にするよりも、わかりやすく考えると短調と長調の違いや和音の多さの違い、ペダルの少ない曲、多い曲の差なども考えてみると選曲の幅は広がります。
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ピアノ情報ミニ
2017-08-04T00:17:57+09:00
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選曲の注意点は
子どものピアノのコンクールへ参加するときにやることはいろいろありますが、まずは何と言っても曲選び=選曲でしょう。
選曲はコンクール参加の重要な位置を占めていますが、これは一般に生徒や保護者が思うよりもかなりの重要度であり、うまく聴こえるかどうかは選曲で...
選曲はコンクール参加の重要な位置を占めていますが、これは一般に生徒や保護者が思うよりもかなりの重要度であり、うまく聴こえるかどうかは選曲で7割くらいは決まると言う人もいるほどです。
ではそれほど重要な選曲のポイントは・・・
これがそう単純明快に説明できることではないのですが、コンクールですからまずは弾けない曲を選ばないということです。
「それがポイントなの?」と思う方もいるかもしれませんが、弾けない曲というのは単に現時点のテクニックでは無理であるという意味だけではありません。
テクニック上、コンクールまでの3ヶ月程度では無理な曲を選ばないのは当然なはずなのに、なぜかこれをやってしまう人がいますが、子どもも保護者もなぜか「できるかも」という期待感が先行してしまうこともあるので、これは注意深く避ける必要があります。
つまりは、ある程度余裕を持って弾ける曲を選ぶことが大前提です。
コンクール参加自体は挑戦でも、選曲では弾けない無謀曲を選ばない。
まずはこれに注意しましょう。
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ピアノ情報ミニ
2017-08-02T00:45:11+09:00
オムレットピアノ
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楽しいからがんばるの時代へ
こどものピアノコンクールでいつも思うことは小学2、3年生くらいまでは、あまり結果=つまりは賞にこだわらなくてもいいのかなということです。
これは本人もそうですし保護者もそうですが、指導者にもそう思って欲しいものです。
幼児や低学年の頃は早くからピアノを初...
これは本人もそうですし保護者もそうですが、指導者にもそう思って欲しいものです。
幼児や低学年の頃は早くからピアノを初めていた子や、ちょっとカンが良い子などはすぐに賞をとれたり、また本番にうまく弾けてしまうマグレの確率も高めかもしれませんから、賞があったらラッキー、無くて当然くらいで十分だと思って、何かの賞や予選通過といった結果に結びつくことは当然うれしくて良いことですが、それよりもがんばって練習すること自体やコンクールで弾くことのワクワク感などを体感して欲しいと思います。
コンクールは年齢が上がるに連れて、早くからやっている子のアドヴァンテージも少なくなり、本番弾けるマグレもなくなります。
だんだん本当の実力の勝負になってくるわけですが、回数参加することでコンクールの意識を少しずつ変えるというか向上させて欲しいとも思います。
参加して楽しかった時代(3年生くらいまで)から、がんばったから結果が少しずつ伴ってくる時代(4年生くらいから)にと成長できたらうれしいものです。
もちろん世の中のみんながそういったことにはならないのもコンクールですが、低学年の頃から目標や練習のペース配分、日程表などで意識を少しずつ高めることでその後の成長にうまくつなげていけるとコンクールの活用度は上がっていくと思います。
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ピアノ情報ミニ
2017-07-31T23:37:23+09:00
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いつでも見られるように普及しましたが
こどものためのピアノコンクールの演奏のレヴェルは、たとえば10年ほど前と比べると中間層は格段に上がったように思います。
動画サイトで全国大会の過去の演奏などを誰でも見られるので、指導者はもちろんのこと生徒や保護者も「ああ〜こういう演奏がいいんだね〜」とい...
動画サイトで全国大会の過去の演奏などを誰でも見られるので、指導者はもちろんのこと生徒や保護者も「ああ〜こういう演奏がいいんだね〜」といった感じになりやすいのがひとつの要因のように思います。
しかし動画は現在のところやはり動画であり、実際の演奏に近いとまではいい切れません。
演奏のおおよその形はわかっても、そのホールとピアノでの実際の響きを動画から全て感じとることは不可能です。
ですから見る側もそれをわかっている必要があります。
例えばパキパキとはっきりしたバロックの演奏をした人がピアノの全国大会で賞をとっているように動画で聴こえるからと言って、それをピアノもホールも、そして年齢もピアノ経験も実力も違う人が真似すればいいというものでもありません。
私達指導者はそのことを十分に踏まえて、単にモノマネ上手な演奏の子どもをつくってしまうことにならないようにしたいものです。
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ピアノ情報ミニ
2017-07-30T21:58:37+09:00
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次は納得できるように
今年も春からこの夏にかけていつかのコンクール会場へ足を運んで、主に幼児から高校生までの熱演を拝聴しました。
どこの会場でも感じることですが参加者の方々のロビーや廊下での緊張感、そして付き添いなどで一緒の保護者さんたちのさらなる緊迫感。
誰もが練習の成...
どこの会場でも感じることですが参加者の方々のロビーや廊下での緊張感、そして付き添いなどで一緒の保護者さんたちのさらなる緊迫感。
誰もが練習の成果を本番の舞台で発揮できればいいのですが、そう簡単なことではありません。
きっと練習で一度もミスしたことのないところが間違って動揺してしまう人、緊張感で音が出ていないように見える方、逆に大きな音ばかりになってしまっている方・・・
そしてうまく弾けたはずなのに賞が発表されると納得のいかない表情の参加者や保護者も・・・
それがコンクールというものなのでしょうが、賞という結果がともなわなかったとしても納得のいく練習ができていたならばきっと次につながります。
しかし単に準備不足で嘆いても仕方がないのもコンクール。
この夏うまく弾けなかった方は練習不足のいいわけを考える前ような人にならないように、またがんばって欲しいです。
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ピアノ情報ミニ
2017-07-28T00:07:00+09:00
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レッスンの中で楽譜の良さを
楽譜の選び方については本サイトの方にだいたい書いているのですが、実際に日々のレッスンの現場で生徒に次に弾くための楽譜を用意するように言う際には、楽譜の「値段」というのものが選択の1つのポイントではあります。
私達が普段から演奏するピアノ曲は最近の曲も...
私達が普段から演奏するピアノ曲は最近の曲もたくさんありますが、当然ながら昔の音楽も多く存在します。
そうした昔の音楽は著作権が切れているわけですから今ではネットでも海外の無料サイトからダウンロードできてプリントできたり、iPadなどに表示させて演奏も可能です。
しかしこうしたバッハやモーツァルトなどの古い曲でも、楽譜制作会社などが長年の研究で作り上げた最近の楽譜は信頼性や音符の見やすさなどのレイアウトなどが2,30年前の市販楽譜に比べても格段に向上しています。
ですから作曲された曲自体は著作権が切れていても、それらの最近の楽譜には校訂の精度の向上が含まれているので、当然ながら値段もそれなりに高くなります。
このことを生徒の保護者も理解を深めてほしいと思いますが、一度くらいの説明ではなかなか浸透していかないものかもしれません。
普段のレッスンで質の高い楽譜とそうではないものの違いも話題にしていくのも、指導者の仕事なのでしょう。
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ピアノ情報ミニ
2017-07-20T22:51:00+09:00
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近年お亡くなりの
作曲家の数は膨大なので気がつけば「ああ〜あの方って亡くなっていたんだ」と思うことも多くなったような気がします。
たとえば、作曲数が少ないことでも有名なデュティユーは長生きしていることでも知られていましたが、2013年に亡くなっています。
指揮者としても大活...
たとえば、作曲数が少ないことでも有名なデュティユーは長生きしていることでも知られていましたが、2013年に亡くなっています。
指揮者としても大活躍したブーレーズも昨年の2016年に亡くなっていたのはつい最近まで知りませんでした。
さらには、ラウタヴァーラも昨年に亡くなっていたようです。
ピアノ曲の傑作もありコンサートでピアニストが取り上げる機会も増えている現役の作曲家というイメージがありましたが、生まれが1928年ですから結構お年だったようです。
ほかにも探すと近年お亡くなりに合った作曲家はたくさんいると思いますが、ちょっときがついた3名をあげてみました。
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ピアノ情報ミニ
2017-05-24T12:23:57+09:00
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ヨーロッパメーカーといえど
いろいろな国に多くのメーカーがあって、しかもメーカーの国で作られているとは限らないという現代の車事情ですから国産車か輸入車かとういう区別があまり意味をなさないように、ピアノもほとんど似たような状況にあると思います。
つまり国産ピアノか輸入ピアノかとい...
つまり国産ピアノか輸入ピアノかという区別はほとんど意味がありません。
ヨーロッパの高級ブランドのピアノでも実際にはドイツやチェコで作っているのが最上位機種のみで、あとはアジア圏でほとんど製造というのも常識です。
もちろんそれが悪いわけではありませんしコストと品質がどうかということなのでしょうが、ここ数年、かつてはヨーロッパピアノ専門店というような看板を掲げているようなピアノ販売店も、ヨーロッパのメーカーが中国で作らせているピアノをかなり前面に押し出して宣伝するようになってきたのは、経営上は仕方のないことなのでしょう。
しかし、それがいかにも国産ピアノよりも良いようにサイト上で宣伝するのは・・・。
ヨーロッパのメーカーの中国製造ピアノも、一口で品質を断言することはできませんが、購入を考えている方や興味のある方はそうしたピアノを扱うお店やショールームで実際に弾いて確かめてみると面白いと思います。
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ピアノ情報ミニ
2017-05-14T19:50:43+09:00
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歌と弦の音を
ピアノ弾きに限ったことではないですが、「自分の音をよく聴く」というのはいつでも重要な課題だと思います。
特にピアノは楽譜に書いてある全ての音を読んで弾くという作業だけで、他の弦楽器や管楽器などと比べて音の数の多さや音域の広さなどの要因で大変さがあるので...
特にピアノは楽譜に書いてある全ての音を読んで弾くという作業だけで、他の弦楽器や管楽器などと比べて音の数の多さや音域の広さなどの要因で大変さがあるので、どうしても「まずは正確に弾く」という作業になってしまいがちです。
そして本来は「まずは弾けてから後から表現をつける」という方法ではないほうが良いとはわかっていても、指導者もそうなってしまちがちなのかもしれません。
そうならないためにはやはり生徒本人が普段から良質な音楽にたくさん触れることが最も肝心です。
特にピアノ曲以外の分野にも関心を持って欲しいと思いますが、それには「歌」と「弦楽器」の2つをおすすめします。
歌はやはり人間の音楽表現の根幹とも言えますし、表現も多彩ですからたくさん聴いて欲しいと思います。オペラが最もいいとは思いますが最初は聴きやすいイタリア歌曲でもシューベルトの歌曲でもいいでしょう。
弦楽器やオーケストラの曲や弦楽四重奏、ヴァイオリンのソロやヴァイオリン協奏曲などたくさんありますので親しみやすい曲からたくさん聴いて欲しいものです。
それによって自分の心の中に弦楽器の振動と音色が身についてくると、ピアノ演奏もかなり違ってきます。
そしてできればこれらの音楽をたくさん聴くことはピアノをはじめる前からでもやって欲しいと思います。
おそらく0歳からでも有効だと思いますので、保護者さんも協力も必要です。
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ピアノ情報ミニ
2017-04-13T00:37:45+09:00
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思い切って
ピアノのコンクールでは「講評用紙」や「採点票」、「個評」などが参加者にもらえるところが多いと思います。
参加者の演奏に対して審査員が書いたのがこれらの講評ですが、これらは今後の改善に役立てるのもコンクールのいいところです。
しかし当然ながらこれらの講...
参加者の演奏に対して審査員が書いたのがこれらの講評ですが、これらは今後の改善に役立てるのもコンクールのいいところです。
しかし当然ながらこれらの講評はいつも的を得ているとは限りません。
中には審査員の主観が強い講評もありますし、主観ならまだしも誤解や的外れな意見などを書いてくる審査員も少なからず存在するのはだいたいどのコンクールでも似たり寄ったりと言えるでしょう。
特に「この曲はこうように弾くべき」といったような論調の書き方の審査少し困ってしまいます。
例えば、「モーツァルトはもっと悲しみが伝わるように弾くべきでは?」とか「バッハにはそういった表現はちょっとどうかしたら?」といった書き方の審査講評はよく目にしますが、これらは審査員の主観というよりはかなり偏った固定概念に近いものかもしれません。
では、そうした審査員もいるということで参加者どのような演奏に仕上げていくのがいいのでしょうか。
同じく指導者もどのように指導したらいいのでしょうか・・・
これも答えはないのかもしれませんが、少なくても私は審査員の誤解や偏った固定概念を昔よりも恐れなくなりました。
それらを怖がって「無難で上手な演奏」にしても音楽の世界は広がって行かないと思いますし、生徒のためにならないと思うからです。
特にこれまで生徒をあまりコンクールに出したことがない新米指導者には、思いって表現することを生徒に指導して欲しいと思います。
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2017-03-26T23:38:22+09:00
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普段触れないような曲と
教えるということは生徒の何十倍もわかっていること、つまりは常に勉強していることが重要です。
例えばコンクールで生徒が選んだ課題曲を指導者が全然知らない、または嫌いな曲であるとしても譜読みして弾いて勉強するのは当然です。
例えばドイツ、オーストリア、フ...
例えばコンクールで生徒が選んだ課題曲を指導者が全然知らない、または嫌いな曲であるとしても譜読みして弾いて勉強するのは当然です。
例えばドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、ロシアなどのピアノ作品は日本では以前からかなり普及していますが、それ以外の国の作品はまだまだ演奏される機会多いとはいえないかもしれません。
それらあまり弾かれていない曲ような、スペイン、南米、日本などの普段あまり触れないような中級、上級のピアノ曲とじっくりと付き合える機会としてコンクールなどを活用するのもいいと思います。
そしてそこから新しく学べることも多いものです。
たとえ不規則なリズムや不協和音の多い現代曲が好みではない指導者も、実際に弾いてみると得られることがたくさんあるので生徒と一緒に成長出来ると、楽しみが一層広がりそうです。
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ピアノ情報ミニ
2017-02-24T22:48:21+09:00
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ペースと完成度
発表会で大きめの曲に挑戦しようとする方も日頃の練習はなんといっても小さめの曲を質良く仕上げることが重要でしょう。
普段の演奏の完成度が6割程度なのに発表会の大きな曲だけが9割の完成度にできるような人はそう多くはないはずで、やはり日頃の仕上げの完成度を高め...
普段の演奏の完成度が6割程度なのに発表会の大きな曲だけが9割の完成度にできるような人はそう多くはないはずで、やはり日頃の仕上げの完成度を高めていくことが大事です。
もうひとつ大事なことは仕上げまでの期間です。
ブルクミュラー25をやっているレヴェルといっても、その譜読みの速さや正確さ、仕上げまでの期間は人それぞれだと思いますが、初級教本を数年やってブルク25に入ったのだったら、その1曲に6週、7週というのはちょっと仕上げに時間がかかりすぎかもしれません。
2週で仕上げていくペース・・とはいかないかもしれませんが、普段は3,4週ペースで仕上げるというように目標を持ってやってみるといいでしょう。
4週で仕上げたとしても1年で12曲できるでしょうか・・。
実際にはコンクールや発表会などの前にはブルクがお休みになってしまって放置気味になると、結局は1年で7,8曲ということにもなるかもしれません。
そうなるとブルク25を全曲には3年ほどかかり、ちょっと長いかもしれませんね。
完成度と仕上げのペースを特に初級〜初中級の方は少し考えてみることをおすすめします。
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2017-01-23T00:09:50+09:00
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新年の目標は
あけましておめでとうございます。今年もピアノレッスンのヒントをよろしくお願いします。
新しい年には目標をたてる方も多いと思いますが、ピアノの上達の目標と一緒に「生演奏を聴きに行く」回数の目標をつくってみるのはいかがでしょうか。
ピアノ指導を仕事として...
新しい年には目標をたてる方も多いと思いますが、ピアノの上達の目標と一緒に「生演奏を聴きに行く」回数の目標をつくってみるのはいかがでしょうか。
ピアノ指導を仕事としているとコンクールや発表会などもありますので、結構な数のピアノの生演奏に接する機会がありますが、チケットを買ってコンサートを聴きに行く機会は普段の生活の中ではそれほど多くはないのかもしれません。
指導者でさえそうですから生徒や一般のピアノ学習者はもしかしたら年間に1,2回しかコンサートへはいかないという方も多いでしょう。
それを、2ヶ月に1度のペースで年間に6回程度という目標を設定してみてはいかがでしょうか。
いい演奏をするためには生演奏に接することからはじめてみようということで、新年にはとてもいい目標とだと思います。
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2017-01-05T23:48:05+09:00
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より多彩なもので
楽器屋さんの楽譜コーナーへ行くと依然としてツェルニーの練習曲集は多数並んでいます。
100番練習曲や30番練習曲を全部しっかりとこなすのは大変ということで、ツェルニーの膨大な練習曲集からの選集的な練習曲集もいくつか見かけますが、これらも「選集」にしては練習...
100番練習曲や30番練習曲を全部しっかりとこなすのは大変ということで、ツェルニーの膨大な練習曲集からの選集的な練習曲集もいくつか見かけますが、これらも「選集」にしては練習曲の数は多めであり、また結局は単純な音階の羅列的な練習曲集からは抜け出せていない印象です。
これらツェルニーの練習曲がんばることにも当然ながら一定の効果はあるでしょうが、実際の曲の演奏に活きてくるためにはもっと他の曲も練習することがより重要だとは言えそうです。
例えばブルクミュラー18練習曲にはロマン派の曲へつながる多くの音楽的要素、テクニック的要素が含まれています。ヘラーの練習曲やモシュコフスキーの20練習曲、リストの12練習曲などもそうです。
もう少し難しくなってくると、モシェレスの練習曲、モシュコフスキーの15練習曲などもありますし、これらはショパンの練習曲へもつなげていけます。
ツェルニーも練習メニューに取り入れるとしても全曲にこだわりすぎずに、私達指導者は常に多くのものを研究していきたいものです。
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2016-12-27T23:33:02+09:00
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自分の音に専念の後で
ピアノを2人以上で演奏する連弾が管楽器などのアンサンブルと大きく異なる点は、1台のピアノから複数の人の音が出ることでしょう。
同じピアノから他人が弾く音も鳴ってしまうので、一人で練習していてちゃんと弾けていたつもりでも、合わせ練習をしてみると他人の音の大...
同じピアノから他人が弾く音も鳴ってしまうので、一人で練習していてちゃんと弾けていたつもりでも、合わせ練習をしてみると他人の音の大きさや自分の音が聴こえにくくなったことに動揺してしまって弾けなくなることは、特に連弾初心者ではよくあることです。
では練習方法としてはどうするのか・・・・
これは生徒にもよく言うことですが、まずは自分の音だけを聴くようにして自分の演奏に専念することです。
「隣がこのメロディーを弾いた後に私のメロディー」なんて受け渡しのようなことが連弾ではよくありますが、そうではなく自分の音符と休符をしっかりと把握しながら演奏するようにします。
それができてから隣との音のバランスやブレンド感、掛け合いなどに気を配るようにしましょう。
そして連弾慣れしてきた人は、自分の担当する側だけではなくパートナー側の楽譜も読むようにしておくと音楽の全体像が見えてきますし、合わせるのも一掃やりやすくなり勉強になります。
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2016-12-05T23:06:24+09:00
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アーティキュレーション
初心者に限らずアーティキュレーションを楽譜に記載されているとおりに弾けない人は多いものです。
もう中級レヴェルの曲を弾いているような人でも、
「楽譜どおりのスラーとスタッカートでどうぞ」
と言ってもすぐには改善できない生徒が多いわけですが、これを普段の...
もう中級レヴェルの曲を弾いているような人でも、
「楽譜どおりのスラーとスタッカートでどうぞ」
と言ってもすぐには改善できない生徒が多いわけですが、これを普段の譜読みからしっかりとやるためにはやはり初歩の段階が重要でしょう。
初歩や初級の教本には最初はスラーもスタッカートも無いものが多いですが、次第に少しずつ増えていきます。
そしてそれらを初級の生徒は初めはしっかりとやっているわけですが、いつの頃からかメチャクチャとまでは言わないまでも、軽視するような傾向になってくる場合があります。
その兆しが見られた場合には指導者は、譜読みは音とリズムだけでないということをある程度は徹底することが必要でしょう。
アーティキュレーションも自力で演奏に反映させることを初級の段階でやっておけば、のちに楽です。
逆にその時期をあいまいに過ぎ去ってしまった場合には、少々大変ではありますが中級からでも徹底させることが必要になります。
その場合は少々時間もかかり指導側も根気が必要になるかもしれません。
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2016-11-06T20:43:54+09:00
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2台使っているならではの
日本ではコンサートで2台ピアノを聴くことも多くなりました。
コンサートの会場にフルコンが2台以上あるところも全国的に珍しくない状況ですから、「せっかく2台あるのなら2台ピアノのコンサートを」という思いで企画される団体なども多いのでしょう。
ですが、2台の...
コンサートの会場にフルコンが2台以上あるところも全国的に珍しくない状況ですから、「せっかく2台あるのなら2台ピアノのコンサートを」という思いで企画される団体なども多いのでしょう。
ですが、2台のピアノのレパートリーとなるとまだまだ充実しているとはいい難いのかもしれません。
クラシックの2台のピアノのレパートリーというとロシア物などでオリジナルが多い印象がありますが、あとはどらくらいの曲がレパートリーとしてピアノの世界に定着しているのでしょうか。
編曲ものは数多くあると思いますが、これがまた選曲が難しい感じがします。
クラシックのオーケストラ曲やソロピアノ曲、ポピュラーなどを2台ピアノに編曲した作品はいろいろとありますが、「2台ピアノで弾いている意義」を感じさせるサウンドとは無縁の編曲に出会ってしまうことも・・・
コンサートの場合は視覚的効果も含めての2台ピアノだとは思いますが、聴き手に「2台で演奏するとこんなサウンドもつくれるんだ」と思ってもらえるような編曲を演奏して欲しいと思います。
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ピアノ情報ミニ
2016-09-26T22:31:02+09:00
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テクニックの本
レッスンの主軸となる教本は新しいタイプのものを使っているという指導者も多いかもしれませんが、テクニックの本となるとどうでしょうか。
ハノンやヴァン・デ・ヴェルデのピアノのテクニック、ピシュナといった定番のテクニック本がかなり使われていて、他に新し目のテ...
ハノンやヴァン・デ・ヴェルデのピアノのテクニック、ピシュナといった定番のテクニック本がかなり使われていて、他に新し目のテクニック本も、これらを使いやすくしたり平易にしたりバリエーションを増やしたりといったものが多く、実は中身はそれほど変わらないというものも多く目にします。
でもそれも当然という気もします。
指の独立やスケールやアルペジオ、和音といったピアノのテクニック的で重要な要素を集めたテクニックの本にすると、内容は必然的に似てきます。
あとはそれをどれだけの難易度の課題にするかといったことで内容が多少変化する程度で代わり映えのしない本になりやすいかもしれません。
そういう意味ではテクニックの本は、指導する側に使い方も任されているとも言えそうです。
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ピアノ情報ミニ
2016-09-09T22:38:47+09:00
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http://blog.piano-advance.com/?eid=1062191
実際に会場だったら
オリンピックではシンクロの他にも体操や新体操などの採点系の種目がありました。
多くの採点種目はフィギュアスケートの影響もあってか、結構前に10点満点のような採点方式を見なおして「技の難易度と、実際の演技」のような2つの点数の合計または3つの点数の合計のよう...
多くの採点種目はフィギュアスケートの影響もあってか、結構前に10点満点のような採点方式を見なおして「技の難易度と、実際の演技」のような2つの点数の合計または3つの点数の合計のような方式をとっているようです。
これは公平性と同時に観ている側にもわかりやすくという意味もあると思いますが、その競技の専門家ではない大半のテレビ視聴者にとっては「どらくらいが高い点数で、どれくらいが普通なのか」といったこと自体が少しわかりにくいようにも思えました。
しかしこれはピアノコンクールのようなものにも言えることでしょう。
先月に全国規模で開催される大きなピアノのコンクールが終了して、動画サイトで入賞者のたくさんの演奏を観ることができます。
動画なので生演奏のような感動は伝わりにくいですし本当の実力はわかりませんが、こうした全国大会の賞に入るか入れないかも本当に紙一重のような微細な点数だったりもするので、おそらく演奏者にも保護者にも一般の聴衆にも金銀銅の区別はわかりにくいかもしれません。
ですが、これが実際の会場で生演奏を聴くとその差はわかりやすいもので、地区予選や地区本選くらいだと全国へ選べばれる人はピアノを長年やっている人でしたらだいたい予想がつくと思います。
ですからシンクロも体操もテレビだとわかりにくい点数差も、実際に会場では出来栄えにかなり差があるのかもしれませんね。
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音楽とスポーツ
2016-09-03T21:18:53+09:00
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ここまでやって
オリンピックの演技系でも注目のシンクロナイズドスイミングで、日本はデュエットでもチームでも銅メダルを獲得することができました。
井村コーチの指導は、これまでのオリンピックの日本代表で最も厳しいものになったそうですが、その厳しい試練を耐えて獲得できたメダ...
井村コーチの指導は、これまでのオリンピックの日本代表で最も厳しいものになったそうですが、その厳しい試練を耐えて獲得できたメダルはきっと格別な喜びだったと思います。
そしておそらく、日本のコーチも選手たちも「ここまでやってやっと銅メダル」というもどかしさみたいなの気持もあるでしょう。
4位ウクライナにわずかに上回る点数ですが2位中国とはまだ開きがある点差で、実際テレビで見ていても中国のほうが見栄えがしたように思います。
また金メダルのロシアは点数もそうですが、他の国とは体のつくりや同調性や芸術性も別格にも見えたので、日本もまだまだ遠いのかもしれませんが、次のオリンピックが東京ですから日本もきっとがんばって実力をあげていって欲しいです。
ピアノでも、コンクールや発表会の前に厳しいレッスンをするとグーンと伸びる人がいます。
指導者が「この生徒は、まあこの程度」と決めつけてしまうと伸びが鈍化してしまうかもしれないので、時にはやれることは何でもやるくらいの気持でがまんづよい指導も必要なのかもしれません。
それだけやってみると、指導者も勉強になることがたくさんあるものです。
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音楽とスポーツ
2016-08-24T01:13:02+09:00
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リオオリンピックを見ていて
リオオリンピックが開幕して日本選手も水泳や体操など金メダルもあり、好スタートのようです。
音楽を使うような新体操などにも注目したいところですが、そうではなくてもこれまでにはじまった競技である競泳も柔道もフェンシングも卓球なども見ていて真剣勝負というのは...
音楽を使うような新体操などにも注目したいところですが、そうではなくてもこれまでにはじまった競技である競泳も柔道もフェンシングも卓球なども見ていて真剣勝負というのは面白いものです。
そして私達視聴者は日本選手たちの活躍に一喜一憂しがちです。
メダルという結果になればさらに注目しますし、そうでなければ「なんだ〜」というような風潮になりやすいもの。
しかしピアノに関わっている人であれば、そうした結果というものも今回の場合の物事の一面にすぎないということを実感されているものだと思います。
ですから選手たちの試合が、今回結果がともわなくても次の試合に、または次の試合がなくても何かつながっていくものだと広い心で見守りたいと思いますし、選手たちがこの日のために懸命に努力を重ねてきたことを想像すると、やはりこの舞台に立っていることそのものの凄さを感じます。
そうした部分はピアノの練習と本番ということと似ているのかもしれません。
コンクールでも賞という目先の結果にどうしてもとらわれがちですが、それだけではないことも本人も保護者も指導者も十分わかっていることが重要です。
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音楽とスポーツ
2016-08-09T23:48:38+09:00
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やることを具体的に
夏休み期間中の場合には特に子どものピアノの練習のペースは乱れがちでしょう。
旅行へ行ったりして日常の生活そのものが不規則になりがちですし、特に旅行などへ行かなくても学校が無いというだけで生活のリズムそのものがつかみにくい状況かもしれません。
そんな時...
旅行へ行ったりして日常の生活そのものが不規則になりがちですし、特に旅行などへ行かなくても学校が無いというだけで生活のリズムそのものがつかみにくい状況かもしれません。
そんな時にも子どもとピアノの練習の約束事を作るといいと思います。
たとえば「5日後から旅行だから、旅行期間中はピアノの練習は全くできないからそれまでにこの曲とこの曲の2曲だけは譜読みをちゃんとする」・「テクニックの練習も毎日3ページ分する」などです。
「毎日30分はやる」という時間も大事ですが、夏休みは譜読みとテクニック目標を決めて、どの本をどれくらいやるのかと具体的に決めたほうがわかりやすくて子どもには効果的でしょう。
逆に、生活のリズムがつかみにくい時期は曲を仕上がる目標はあまり向かないような気がします。
暑い時期が続くので短時間で集中力のある練習をしたいですね。
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ピアノ情報ミニ
2016-08-04T11:19:08+09:00
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中村紘子さん
ピアニストの中村紘子さんがお亡くなりになったニュースに驚いた方も多いと思います。
病気で一時期はコンサートを中止にしていたこともありましたが、復帰されて活躍していましたし、これからの予定もある様子だったので大変に驚きました。
中村さんといえば戦後の日...
病気で一時期はコンサートを中止にしていたこともありましたが、復帰されて活躍していましたし、これからの予定もある様子だったので大変に驚きました。
中村さんといえば戦後の日本を代表するピアニストとしての活躍は皆さんご存知だと思います。
演奏活動だけではなく数々の国際コンクールの審査員も務められて、その様子は中村さんご自身の著作でも詳しく触れられているとおりです。
録音も非常に数多く出されています。
ピアノのソロ演奏ももちろん多いのですが、ピアノ協奏曲が多いのも特徴でしょう。
中村さんが得意としていたチャイコフスキーの協奏曲やショパンの協奏曲のCDを、久しぶりにじっくりと聴いてみようと思います。
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ピアノ情報ミニ
2016-08-01T23:46:46+09:00
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好みはありますが
ピアノの大きなコンクールの各地での予選や本戦が開催されています。
本戦を通ると来月には全国大会です。
さて音楽というのは演奏側も聴く側も主観が強く働くもので、スポーツとは違います。
スポーツの場合だとたとえ採点競技でも体操や新体操、フィギュアスケート...
本戦を通ると来月には全国大会です。
さて音楽というのは演奏側も聴く側も主観が強く働くもので、スポーツとは違います。
スポーツの場合だとたとえ採点競技でも体操や新体操、フィギュアスケートのように「難易度点+出来ばえ点」のような概念がありますが、ピアノのコンクールだと曲の難易度や演奏の完成度という概念があるとしても明確に数値になっているわけでもなく、本番の演奏の出来の印象で左右されるでしょう。
では審査する側は自分の好みをどこまで採点に反映できるのでしょうか。
「上手いとは思うが、それほど好きではない演奏」に出会った時に点数の付け方は人それぞれだと思います。
10点満点で採点するとして、「う〜ん・・好きじゃないけど、8.5点の出来だろう」とつけるのか、それとも「普通の人なら8.5点つけるだろうけど、好みじゃない演奏だから8.2点」なのか。
このあたりは不明確といわれればそうなのかもしれません。
また、審査員全員の平均点または、全員の中からの上下カットの平均点という方式を採用していると、特に表現力豊かでもないのに、「だいたいきっちりと弾けていて普通よりも少し良い程度の無難な演奏」といったものが予選を通過していくということも、ないわけではありません。
でもそうした無難な演奏を飛び越えるクラスの出来の演奏なら、多少の好みも飛び越えてしっかりと評価してもらえるはず。
そう思ってコンクールに挑んで欲しいと思います。
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ピアノ情報ミニ
2016-07-27T23:46:48+09:00
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手拍子や歌で
コンクールの演奏を聴いていると、他の曲が指周り的に難しいので「この曲しか選択肢が事実上無かった」として演奏している場合も地区予選レヴェルではあると思います。
それは消極的な選択の方法とではありますがけっして悪いことではないはずです。
自分が弾ける曲をし...
それは消極的な選択の方法とではありますがけっして悪いことではないはずです。
自分が弾ける曲をしっかりと取り組んで弾くことは大事なことですし、ゆっくりな曲を選んで堂々と弾けばいいと思います。
しかし、ゆっくりで雰囲気のある曲の難しさも当然あるわけで、これが特に小学生だと非常に難しさがあります。
ゆったりとしてテンポの曲の音の余韻や呼吸感を感じないままに、音を並べただけの演奏が残念ながらかなり多いのです。
これは指導する側にも問題があるのでしょう。
たとえば生徒がゆったりとしたテンポを感じて弾けないからといって、単にメトロニームに合わせてやらせればいいというものでもありません。
もちろんメトロノームに合わせて練習しているうちについ早くなってしまうのを防げるかもしれませんが、生徒が自分で裏拍も感じてテンポを感じて弾けるように、日頃のレッスンで手拍子やソルフェージュでじっくり付き合うのも重要です。
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ピアノ情報ミニ
2016-07-20T00:02:46+09:00
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通る音で
この時期は日本の全国各地でピアノのコンクールが多いので、タイミンがあえばいろいろな会場へでかけて聴くようにしています。
いくつか気がついたこととして小学生の低学年の子どものでている部門で、音の数の少ない短い小品なのにいまだに強い単音でバンバン弾くような...
いくつか気がついたこととして小学生の低学年の子どものでている部門で、音の数の少ない短い小品なのにいまだに強い単音でバンバン弾くようなパキパキした演奏で予選を通ろうというような演奏をみかけます。
たしかにそれも一つの演奏のスタイルではあるので全否定するわけではありませんが、指導者にレッスンのたびに「とにかくバンバン弾いて音を出すよう」に言われているだとしたら、ちょっと残念なことです。
ピアノは大人も子どもも同じ楽器を弾きますが、フォルテといってもその人の体格や年齢、音楽性などに見合った音の大きさや質というものがあります。
フォルテ=叩きつけるではないということを指導する大人は子どもに教えてあげる必要があると思います。
たしかに周りの子どもよりも少し大きめの音を出すと目立って聴こえて予選を通ると思うかもしれませんが、バンバン叩きつけるのと「よく通る音」の違いを指導者もいまいちど確認することも大事かもしれません。
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ピアノ情報ミニ
2016-07-04T13:36:21+09:00
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本物から得られる体験
弾く音をイメージして鍵盤をコントロールし、出てきた音をよく聴いて瞬時に次の音の響きをイメージして弾くということの繰り返しでピアノ演奏をしている私たち。
この耳も目も指も足も、全身の神経と筋肉とさらには脳もフル回転させるピアノ演奏で、初心者や幼いうちにも...
この耳も目も指も足も、全身の神経と筋肉とさらには脳もフル回転させるピアノ演奏で、初心者や幼いうちにもっとも養って欲しいのは聴く能力だと思います。
そういうとすぐに「絶対音感」的なことを思い浮かべる方は一般にも、そしてピアノ関係者や指導者にも多いと思いますが、ここで言っている聴くとは単なる音感のことではありません。
音楽の響きを聴くこと、ピアノという楽器から鳴っている音をよく聴くこと・・・これが重要です。
ですからできれば初心者のうちから本物のピアノを使って欲しいですし、演奏会にも足を運んで欲しいものです。
現在では100万円を超える高価な電子ピアノ(デジタルピアノ)も登場していて、タッチ感も音の質も以前より格段に向上していると、お店をいくつか行ってみて感じました。
しかし直接体と脳に伝わってくる本物のピアノの音には、やはり遠く及ばないのも事実です。
これを保護者がわからずに子どもに与えてしまうと、子どももやはり違いがわからずに慣れてしまい、本物のピアノの音を聴いて表現する力が育ちません。
本物から得られる体験は貴重な財産でもありますからピアノをはじめたばかりのお家の保護者さんたちにも、ぜひ真剣に検討していただきたいものです。
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ピアノ情報ミニ
2016-06-16T23:37:01+09:00
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やれば短期間でも
子どもというか若い時にはどうしてこれだけ短期間でどんどん上達したり、演奏の完成度が増していくのだろうと不思議に思うことがあります。
本番前にレッスンも連日のように入れるだけ入れてのことですから、もっと前から短期間でちゃんと譜読みをしていればこんなことに...
本番前にレッスンも連日のように入れるだけ入れてのことですから、もっと前から短期間でちゃんと譜読みをしていればこんなことにならないのに・・・とも思いますが、それでもこの急激な仕上がりは凄い・・そんな体験をしたことがある指導者は多いのではないでしょうか。
これが若い時の吸収力なのでしょう。
やればやるほど伸びるので昨日出来なかったことが今日にはできるようになることもありますがしかし、それも普段から家でも少しは練習していればこそのこと。
全く弾いていないのに本番前の練習だけがんばっても、上達には限りがあります。
子どもにはそのがんばりが明日明後日だけではなく、数年後に、今後の人生に活きてくる・・・と話すこともありますが、幼いと話の内容が通じないことも。
そういった場合は「このできないところは、一日5回はゆっくりでいいから完璧に弾こう!」とできる目標で言うのがいいのかもしれません。
がんばるってことはいいことだと少しでも感じてもらえたらうれしいですね。
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ピアノ情報ミニ
2016-06-04T23:37:59+09:00
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基本の読み
楽譜には何かが書かれているのか、よく読むように・・・なんて言われたことがある方も多いと思います。
書かれている情報は同じ楽譜なのに、なぜ演奏が違ってくるのか。
この音符は1拍、これは2拍・・これはP(ピアノ)で、これはクレッシェンド・・・
そういったこ...
書かれている情報は同じ楽譜なのに、なぜ演奏が違ってくるのか。
この音符は1拍、これは2拍・・これはP(ピアノ)で、これはクレッシェンド・・・
そういったことを指摘すると「知っているよ」と言う生徒もいますし、言わなくても「だから知っているって〜」というような顔をしている生徒もいます。
しかし本当にできているでしょうか。
多くの人は驚くほどできていません。
1拍の音価は長かったり短かったりとデタラメだし、2拍は多くの場合は短めになっている。
フォルテもピアノも全く違いはなく全てがメゾピアノくらいになっている。
こうしたことは少なくありません。
初歩の時にはきちんとやれていたことが音を読むスピードが上がっていっても音価やデュナーミク(強弱)といった最低限のことすらおろそかになっていては、その先の「譜読み」になりません。
基本的にしっかり読むことを初級段階で徹底したいものです。
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ピアノ情報ミニ
2016-05-23T23:26:01+09:00
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今のがんばりが
日本のカレンダーは新年度がはじまって学校などの新しい環境に慣れつつある頃に連休になってしまうのが、ちょっと弱点のようにも思いますがそれはピアノのような習い事にとっても似ているかもしれません。
なので3月から少し早めにピアノを習い始めてみるのもいいですし...
なので3月から少し早めにピアノを習い始めてみるのもいいですし、これからの連休明けから本格的にスタートというのもいいと思います。
また、今月の末からはじまる全国的な規模のコンクールの地区予選などがある方は、この連休もがんばり時かもしれません。
この時期にほぼ弾けるような状態にしておいて、連休明けからさらにぐんぐん良くしていくくらいの気持ちをもって練習に励んで欲しいところです。
音楽は練習の成果が今日明日でるとは限りません。
今のがんばりが数週間後、数カ月後、数年後につながると思って。
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ピアノ情報ミニ
2016-05-03T22:59:00+09:00
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まずは1店ずつ
4月の新年度からピアノを始める方も多いと思いますが、同時に年度末から年度初めはピアノが一番売れる季節でもあるそうです。
売れるといっても昭和の時代の昔のようにピアノがバンバン売れていく自体ではないですし、これだけ情報の多くなっているので迷う方も多いと思...
売れるといっても昭和の時代の昔のようにピアノがバンバン売れていく自体ではないですし、これだけ情報の多くなっているので迷う方も多いと思います。
迷うというよりも情報過多になって(このサイトなどもそうした一部なのでしょうが・・)、実際には弾いてもいないのに「あのピアノはどうこう・・・」と、わかったつもりになってしまう小学生の保護者というのもいるでしょう。
「先生がおすすめのピアノはありますか?」と聞かれることもありますが、その場合はいつもまず、
「いえ、お店などで弾いてみて良いと生徒さんが思われたら、そしてそれが予算の範囲内であるのであればそれに決めていいと思います」と答えます。
ですがもう少し詳しく考えるとそう単純ではありません。
まったく整備のされていない中古のお店があったり、新品を中心に取り扱っているけどその調律師はちょっとあまり良くなかったり。良いピアノを売っているけど他店や他者のピアノを悪くいったり・・・そんなところからは、正直買わないほうがいいようにも思います。
特に中古は素人には整備状況は全くわからないと思っていいでしょう。つまりは、お店選びというか店長などが信頼のおける人物かということにもなってくるのです。
こう書くとピアノを選ぶのがすごく難しいように思えるかもしれませんが、まずは上記のことをちょっとだけ頭にいれて、そして1店、2店をまわってみることです。
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ピアノ情報ミニ
2016-04-18T13:52:32+09:00
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自らのイメージ
絵画のような美術の場合は作者が抱いたイメージで描いても、鑑賞側は見る側の独自のイメージを抱くこともあるでしょう。
それについて「いや、私はこのように見て欲しいだから、そんな勝手な見方はしないで欲しい!」と思う描き手もいるかもしれませんが、そうであるなら...
それについて「いや、私はこのように見て欲しいだから、そんな勝手な見方はしないで欲しい!」と思う描き手もいるかもしれませんが、そうであるならば絵のヨコに説明でも書いて、「これはこういう絵です」としておく方法もあります。
しかし、それでは逆に見る側のイメージの膨らみを限定してしまうことにもなりますから、実際にそうした画家は少数かもしれません。
音楽も作曲家が書いた楽譜を正確に読み取ることは重要ですが、弾いたり聴いたりしてイメージが変わっていってもいいと思います。
「これはこういう曲だから、こういう風に弾くべき」という論調の指導方法なども結構たくさん見かけますが、それはその作品の可能性を狭くしているようにも聞こえます。
作曲者の意図を尊重しながらも自らの無限のイメージも大事にして演奏していきたいものですね。
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2016-04-08T10:06:44+09:00
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動きすぎに気をつけて
演奏では無意識のうちに音楽にのって体が動く人もいると思いますが、演奏では体が必要以上に無駄な動きをするのも少し注意が必要です。
特にピアノ演奏では頭が左右や前後に動き過ぎるとピアノとの距離感が変わるので、自分への音の聴こえ方もかなり変わってきますから、...
特にピアノ演奏では頭が左右や前後に動き過ぎるとピアノとの距離感が変わるので、自分への音の聴こえ方もかなり変わってきますから、それが演奏にもでてしまいます。
さらに、本当に音楽にのれて体が動いているならまだいいのですが、体が動くことによって音楽に乗れて演奏できているかのような錯覚もしてしまうこともあるかもしれません。
どんなに音楽に乗れているかのような体や頭の動きがあっても、それが実際の音楽として表現できていなければかえって変な印象を受けてしまいます。
頭が前のめりになりがちな人は普段からちょっと気をつけてみましょう。
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ピアノ情報ミニ
2016-03-30T00:31:44+09:00
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バッハ、スカルラッティ、ヘンデル
コンクールでバロック作品を選ぼうとする時に当然ながらすぐに思い浮かぶのがバッハですが、バッハと同時代の作曲家の作品も課題曲に含まれていることも多くなりました。
バッハの次くらいにコンクールで演奏される機会がバロック作品といえばスカルラッティでしょうか...
バッハの次くらいにコンクールで演奏される機会がバロック作品といえばスカルラッティでしょうか。
完全に多声的な作品は少ないのですが、軽快さと時々現れては消えていく多声部の部分なども特徴のスカルラッティの数々のソナタは現代のピアニストにもよく演奏されるようになってきていますし、学習者にも弾いて欲しい作品が多くあります。
ヘンデルも結構弾かれるようになってきています。
鍵盤作品の組曲として楽譜も少しずつ手に入りやすくなってきているヘンデルは、軽快な曲もありますしメロディーのラインをしっとりと歌わせるような曲もあります。
親しみやすい曲調のものも多いのでこちらも学習者にもおすすめです。
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ピアノ情報ミニ
2016-03-10T00:04:42+09:00
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選曲も楽しむ
大きなコンクールの課題曲なども公式発表されている時期ですので、全国的にピアノ指導者も忙しい時期になってきた頃かもしれません。
こうした全国規模のコンクールの場合には課題曲は同じ級でも比較的弾きやすい曲から少々難しい曲まで幅広く選曲されているのが特徴だと...
こうした全国規模のコンクールの場合には課題曲は同じ級でも比較的弾きやすい曲から少々難しい曲まで幅広く選曲されているのが特徴だと思います。
そこで曲の選び方というのがひとつのポイントとなると思いますが、基本的には確実に弾けるだろうと思われる曲を選ぶことがいいと思います。
挑戦というのももちろんいいのですが、コンクールの場合は演奏の完成度も重視したいところですのでしっかりと仕上がることが重要です。
「実力に対して曲が簡単だと飽きてしまうのでは?」と思われるかもしれませんが、そこは期間をかけて細部までしっかりと弾きこむ練習=1小節ずつ見直しを繰り返しながらのつもりでやってみることも時には必要です。
選曲そのものも楽しい作業ですので参加者は選曲も楽しんで欲しいです。
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2016-03-06T13:43:31+09:00
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1曲集中と譜読み
たとえテクニック的にかなり簡単に思えるような曲だとしても、それを何度弾いても完璧に近いレヴェルの演奏ができるまでに仕上げることは大変難しいものです。
そしてそうしたことをやってみるのも時には成長につながる良い経験だと思いますので、コンクールの中には比較...
そしてそうしたことをやってみるのも時には成長につながる良い経験だと思いますので、コンクールの中には比較的シンプルな曲をしかも1曲で参加できるものもあるので挑戦してみるのもいいと思います。
しかし気をつけたいのはその1曲を2ヶ月とか3ヶ月しっかりとやる時にも、やはり他の教本やテクニック練習などを着実に毎日積み上げることは続けるということ。
譜読みは数をやらないとすぐに譜読み力は落ちてきますから、小曲を常にたくさん譜読みしていくことが大事です。
1曲集中と簡単な曲の進行を同時にやることが特に小学生にはおすすめです。
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ピアノ情報ミニ
2016-02-19T11:43:10+09:00
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作品番号
モーツァルトのピアノソナタの特定の曲を示す場合には、「〇〇番」というよりも「KV.331」などの「ケッヘル」の番号で言うことが断然多いと思います。
CDなどの録音や楽譜にも1番から順番の「〇〇番」は書いてあり、この番号も現在ではいろいろな録音も各楽譜出版社も同...
CDなどの録音や楽譜にも1番から順番の「〇〇番」は書いてあり、この番号も現在ではいろいろな録音も各楽譜出版社も同番号かもしれませんが、それでも以前に異なっていたこともあり「KV」の番号を統一的な番号として使うことが多いと思います。
他にも作品番号が少しややこしいのがD.スカルラッティでしょうか。
ロンゴやつけた番号、カークパトリックがつけた番号の両方が併記されている録音、楽譜が多いと思います。
さらに他にも整理番号が存在するので3種類併記というものもあるでしょう。
もう少し近代になってグラナドスの場合は自分のピアノ曲に作品番号をつけたり、つけなかったり・・・といったことで番号がついていない曲もあります。
これらの作曲家の曲の楽譜を買う時や選曲する時には注意したいものです。
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ピアノ情報ミニ
2016-02-04T22:36:58+09:00
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少しの忍耐力
新年からピアノをはじめようと教室へ通われている方もいるでしょう。
新しい年に新しいことを始めるワクワク感は子どもにもあるでしょうが大人にももちろんあると思いますので、大人でピアノを楽しむ方も大いに増えて欲しいと思います。
さて初心者や初級者としてピア...
新しい年に新しいことを始めるワクワク感は子どもにもあるでしょうが大人にももちろんあると思いますので、大人でピアノを楽しむ方も大いに増えて欲しいと思います。
さて初心者や初級者としてピアノを始める方に少し気をつけて欲しいことは、少々の忍耐力も必要ということです。
これは子どもにも言えることですし大人にも当てはまることですが、ピアノを弾くことは耳はもちろんですが目も指も足も使いますしそれらを支える体も使います。
当然ながらそれら全てを統率する脳もたくさん使うので、ある程度の年齢以上だと超初心者の頃はぐんぐんと進めていけても、意外とすぐにスローペースになったり難しさを感じたりするかもしれません。
指導の先生方も生徒が「壁にぶつかった・・・」と思わないようにさまざまな工夫をしてくれると思いますが、逆にいうと壁があるのも当然なのです。
そこを気がついたら「壁なんてなかったんだ・・・」という具合に進行していけるように、初級の頃をしっかりとがんばってみるとピアノが楽しくなると思いますので少々の忍耐力を持ってがんばって欲しいと思います。
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ピアノ情報ミニ
2016-01-26T23:36:32+09:00
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モーツァルト生誕260年
モーツァルトの生誕260年という年のようです。
10年前の生誕250年という大きな節目の時ほどは話題にはならないかもしれませんが、近年のモーツァルトのピアノ楽譜の充実ぶりは注目に値するところです。
例えば2013年に音楽之友社から出版されたモーツァルトのソナタ集...
10年前の生誕250年という大きな節目の時ほどは話題にはならないかもしれませんが、近年のモーツァルトのピアノ楽譜の充実ぶりは注目に値するところです。
例えば2013年に音楽之友社から出版されたモーツァルトのソナタ集は、標準版という位置づけではありますが原典版+校訂版のようになっています。
当時の習慣の短めのレガートスラーだけの原典版のままでは、実際の演奏ではスラーの終わりは切れるのか、それともまだレガートは続くのかが中級者では判断が難しい場合もあります。
それを学習していくうちのわかるように、当時の短めのスラーは当然残しながらもそれとは別に、実際の演奏に役立つようなフレージングのスラーをグレーで表示することによって学習者の勉強に役立つようにしています。
こうした楽譜はこれから本格的にモーツァルトを弾いていこうという学習者だけではなく、上級者や指導者にも役立つので有効に活用したいものです。
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オーストリア
2016-01-19T22:35:20+09:00
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あけましておめでとう2016
あけましておめでとうございます。
今年も当サイト「ピアノレッスンのヒント」をよろしくお願いします。
新しい年のはじめには目標をたてやすいと思いますが、ピアノでも「身近な小さな目標」や「中長期の目標」、「挑戦したい曲の目標」などを考えてみるといいと思い...
今年も当サイト「ピアノレッスンのヒント」をよろしくお願いします。
新しい年のはじめには目標をたてやすいと思いますが、ピアノでも「身近な小さな目標」や「中長期の目標」、「挑戦したい曲の目標」などを考えてみるといいと思います。
「小さな目標」というのは教本の1曲の仕上がりレヴェルを高めるとか、2週で仕上がりにもっていくなど、クリアしやすいものにするといいかもしれません。
他にも「ハノンは1日5課題はやる」などの現実的ですぐクリアできる・・・けれど、やらないと当然ながらクリアできないものにするといいでしょう。
「中長期の目標」というのは、今のエチュード集を夏前にまでには終わらせるとか、シンフォニアを半分以上は終わらせるなどと考えてみるとわかりやすいようです。
「挑戦する曲」というのは文字通りですが、主に発表会などのために少し期間をかけて調べたり、CDやネット音源をいろいろと聴いて探してみるといいでしょう。
こんなふうに目標をつくって2016年のピアノライフを楽しんでいきましょう。
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ピアノ情報ミニ
2016-01-04T00:23:39+09:00
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今年もありがとうございます
2015年もあとわずかですがピアノ生活はどんな年だったでしょうか。
今年はショパン国際や浜松国際など大きな国際コンクールが多い年でもあり注目度も高かったと思います。
国際コンクールが本当に若手ピアニストの発掘や育成に役立っているかどうかはいろいろな意見のあ...
今年はショパン国際や浜松国際など大きな国際コンクールが多い年でもあり注目度も高かったと思います。
国際コンクールが本当に若手ピアニストの発掘や育成に役立っているかどうかはいろいろな意見のあるところだとは思いますが、マスメディアのなどから取り上げてもらうことで一般のピアノ演奏への認知度を上げる効果はあるでしょうから、ピアノの世界全体としては意味のあることのように思います。
そしてそうしたテレビなどでコンクールのニュースや特集番組を見た子ども達がピアノに興味を持ってはじめてくれることはうれしいことです。
幸いにも日本には身近なコンクールもたくさんあるので、そうしたところから一歩ずつ進んでいくことができます。
一方でコンクールとは無縁でも素晴らしい演奏をするピアノ弾きはプロの世界にも一般のピアノ愛好家の世界にもいるものですから、小規模のピアノ発表会でも身近に開催されていればちょっとのぞいてみるのもまた楽しみのひとつかもしれません。
来年もいい年でありますように。
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ピアノ情報ミニ
2015-12-31T13:50:10+09:00
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踏みとどまる
フィギュアスケートの全日本選手権の男子フリーを観ていると、パーフェクトに近い演技の選手は最終グループでもほとんどいませんでした。
しかし、大きく崩れてしまって演技がメチャクチャになってしまった選手もいません。ジャンプのミスがどこかにあってもしっかりと踏...
しかし、大きく崩れてしまって演技がメチャクチャになってしまった選手もいません。ジャンプのミスがどこかにあってもしっかりと踏みとどまった選手たちばかりだったので、その演技はパーフェクトに近くなくても見ていても飽きません。
これはピアノ演奏の本番と近いものがあります。
ピアノ演奏でもしっかり練習を積み重ねて練習で弾けていれば、たとえ本番に極度の緊張感や思わぬミスタッチで心に動揺が生まれたとしても大崩れせずに最後まで弾けると思います。
そしてそうした思わぬミスをも想定した通し演奏の練習が重要だと思うのです。
本番でいつも崩れてしまうなぁと思う方は、短い曲を普段から着実に仕上げて通し演奏をする習慣をつけることも本番力を上げるのに役たちます。
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音楽とスポーツ
2015-12-27T00:00:50+09:00
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音のバランスを聴く練習にも
いつくかのピアノ発表会を聴きに行くと連弾に熱心に取り組んでいる教室もあります。
連弾は同じ教室内の生徒と組むと「半分イヤイヤ組んでいる」場合もあるかもしれませんが、中には一度組んでみたら楽しかったので次もまた組んでみるということもあるようです。
慣れ...
連弾は同じ教室内の生徒と組むと「半分イヤイヤ組んでいる」場合もあるかもしれませんが、中には一度組んでみたら楽しかったので次もまた組んでみるということもあるようです。
慣れている連弾のペアとそうでもないペアの違いはなんでしょうか。
まずパートナーのうちどちらか一方でも連弾慣れしていると「縦の線が合いやすい」ということはあるでしょう。
経験者は普通に弾いても縦の線が合うように弾けるでしょうし、「ここはお互いに意識して合わすところ」という肝心な箇所でも経験者が合わせればそれなりに聴こえます。
しかし、それだけでは解決しない基本的なことがあります。
それは「音のバランス」です。
発表会のなどの連弾ではどうしても内声が聴こえすぎの連弾が多いように見受けられます。
簡単に行ってしまうとプリモの左手とセコンドの右手にあたりますが、これらの手は基本的には小さめに弾きます。
ただし、セコンドの右手がメロディーの場合は大きく弾いて大丈夫ですが、こうした音のバランスやブレンド具合は経験者がひとりで試みてもうまくいくものではありません。
こうしたことを学んでいくことが連弾の楽しみでもあるので、初級の方も積極的に連弾に参加するといいでしょう。
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ピアノ情報ミニ
2015-12-11T23:46:00+09:00
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基礎力が高い感じが
フィギュアスケートのNHK杯が3日間にわたって開催されています。
今回は特に男子シングルで羽生結弦選手が圧倒的な強さでの優勝。しかも難しいジャンプ構成をほぼパーフェクトの出来で歴代最高得点を出す内容でした。
その男女のシングルもそれぞれの選手が工夫された...
今回は特に男子シングルで羽生結弦選手が圧倒的な強さでの優勝。しかも難しいジャンプ構成をほぼパーフェクトの出来で歴代最高得点を出す内容でした。
その男女のシングルもそれぞれの選手が工夫された演技を見せてくれたのですが、さらに注目したのはアイスダンスです。
やっぱり音楽との調和や表現力といったところはアイスダンスの選手たちはシングルスケーターよりも数歩上の次元にいると感じます。
全ての体の動きが美しく洗練されていてスケートのスピード感や滑らかさもアイスダンスはすごいものがあり、なんとうか基礎力が高い感じがします。
特に村元&クリス・リード組は結成されてからまだ半年ということでしたが動きもよくてこれから期待できそうです。
さてシングルにもアイスダンスにもベートーヴェンを使っている選手がいましたが、見ていて少し難しさを感じます。
ベートーヴェンの交響曲やピアノ曲は一般の方もでも普段から耳にする機会もあり、要するに有名曲が多いとは思いますが体の動きというものとの調和はそう簡単でもなさそうです。
特にシングルの場合は気をつけないと音楽のリズムやメロディーラインの起伏とは全く無関係にジャンプを入れてしまうなど構成が微妙に感じることもあり、もう少し研究が必要かもしれません。
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音楽とスポーツ
2015-11-29T13:59:05+09:00
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